上遠野中の1年生は5日、いわき市の同校で、地域の伝統工芸品「遠野和紙」の原料となるトロロアオイの収穫と、楮(こうぞ)の皮むきに取り組んだ。
地域の伝統を学ぶ目的で、原料の栽培から和紙づくりまで年間を通して体験している。同市地域おこし協力隊として和紙の技術継承に取り組む平山祐さん、綾子さん夫妻と、10月に協力隊に委嘱されたシルビア・ギャラハーさんが講師を務めた。
校舎敷地で育てたトロロアオイの収穫後、生徒たちは水に浸した楮の皮をナイフで削り取った。来年1月23日に今回加工した楮と、収穫したトロロアオイを使って紙すきに挑戦する。