宮城県白石市では5月3日、国内最大規模のこけしの祭典、「全日本こけしコンクール」が開幕し、多くの人でにぎわっています。
会場には、全国のこけし工人など延べ152人から出品された740点のこけしが展示されています。
審査の結果、内閣総理大臣賞には山形県大蔵村の鈴木征一さんの肘折系こけしが選ばれました。
バランスの良さや肘折系の特色である黄色の美しさなどが評価されたということです。
会場では制作実演も行われ、訪れた人は見比べながら、気に入ったこけしを買い求めていました。
新潟県から訪れた人
「こけしはいくら集めても奥が深くて、同じものが一つもなく見ているだけで安らぐ」
名古屋から訪れた人
「工人さんがいて、直接買うことができるのが楽しい」
「全日本こけしコンクール」は、上皇ご夫妻のご成婚を記念し始まったもので、今年で61回目となります。
コンクールは5月5日まで開催されています。