浜田市の伝統工芸品・石州和紙を材料にこいのぼりを作る教室が4日、同市三隅町古市場の石正美術館であり、親子連れたち約30人が色彩豊かな作品を仕上げた。
参加者は同館学芸員の手ほどきを受けながら、縦30センチ、横50センチの和紙を長筒状に貼り合わせ、絵の具やクレヨンでうろこなどを描いた。糸を通し、木の棒に結び付けて仕上げると、早速走り回り、泳ぐ姿を楽しむ子どもがいた。
益田市高津1丁目の保育園児、重谷悠斗ちゃん(4)は「上手にできた。おうちに飾りたい」と話した。
教室は、石州和紙に親しんでもらおうと、同館が2004年から開いている。