信楽焼で「天空の城」も 陶器個展、意表突く作品並ぶ

信楽焼作家の桝本佳子さん(36)=滋賀県甲賀市信楽町=の手による個性的なオブジェの展示会が同町長野のギャラリー陶園で開かれている。建造物や乗り物の立体作品と皿やつぼを組み合わせるなど、大胆で、意表を突く作品が並んでいる。

桝本さんは京都市立芸術大で陶芸を学び、2013年から信楽で作陶を始めた。「自分にしかできない作品を作りたい」とオブジェ制作を続け、昨年の秀明文化基金賞を受賞。奇抜なアイデアに加えて、繊細な絵付け技術による精緻な絵柄も特徴という。

展示会は受賞を記念し開催。つぼと城跡を合体させ、つぼの中に加湿器を組み込み、小さな穴から蒸気を出すことで雲海に囲まれた竹田城跡(兵庫県)を表した作品や、校舎と皿、トラックと茶碗、観覧車と急須、タワーとつぼなどを自在に組み合わせて町並みを表した作品が並ぶ。

桝本さんは「陶芸でこんな楽しい表現もできると知ってもらいたい」と話す。21日まで。20日休み。無料。

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