日本古来のコンセプトで企業や自治体のイノベーションを支援する発想コンサルティングサービス「Discover Japan Concept」を開始!

雑誌『Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)』を発行する株式会社ディスカバー・ジャパンと、株式会社電通のクリエイティブ・シンクタンク「電通Bチーム」が、日本古来のコンセプトでイノベーションを支援する発想コンサルティングサービス「Discover Japan Concept(ディスカバー・ジャパン コンセプト)」を立ち上げます。

ディスカバー・ジャパンは、これまで“ニッポンの魅力、再発見”をコンセプトに『Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)』ブランドを通して、日本が世界に誇るコト・モノ・人・場所の魅力を、美しい写真とともに、わかりやすく伝えてきました。また雑誌というメディアにとどまらず、日本文化の魅力を体験できるプロジェクトや、地方自治体や企業と連携したブランディング事業にも積極的に取り組んできました。

そのひとつに、電通Bチームとともに4年前より続けてきた、誌面連載「ニッポンの極意採集」があります。この連載では、日本の伝統文化や伝統工芸の中で歴史を超えて受け継がれてきたさまざまな方法論から、現代のイノベーションに寄与するものを発掘・収集し、数十のコンセプトとしてアーカイブ化してきました。

一例として、陶芸では「唐津焼」に「つくり手八分、使い手二分」と呼ばれるコンセプトがあります。これは「つくり手は8割だけ完成させ、使い手のために2割余白を残しておく」というものづくりの哲学で、「オープンイノベーション」や「コクリエーション」といった言葉が普及する遥かに前から実践されてきたものです。輸入された概念ではなく、伝統工芸の現場で現在も実践されている考え方であるため、具体的かつ実用的であることが特徴です。

両社は、採集してきたコンセプトをもとに、東京藝術大学や日本経済新聞社主催のイベント(日経Discover Japanアカデミー)にて実験的なワークショップを実施し、日本古来のコンセプトが、新たな価値をつくり出す「0→1のアイデア発想」や企業のイノベーションに活用できること、その活動が有用であることを確認してきました。

この度、それらの活動をより広げていくために、日本古来のコンセプトを用いて、企業や自治体の発想を支援する発想コンサルティングサービス「Discover Japan Concept(ディスカバー・ジャパン)」を開始します。本サービスでは、これら日本古来のコンセプトを新規事業や商品企画の「発想の切り口」として活用することで、時代にとらわれない普遍性と日本ならではの独自性を兼ね備えたアイデア発想を支援し、日本発のイノベーションを生み出すことを目指します。

サービス概要

●概要
日本古来のコンセプトでイノベーションを支援する発想コンサルティングサービス

●コンセプト例
上記唐津焼の「つくり手八分、使い手二分」をはじめ、伝統工芸、俳句、華道、仏教、落語、和菓子などから数十個。

●活用例
アイデア発想、プロダクト開発、デザイン、マーケティング、コミュニティ、マネジメント研修など

●プロセス(一例)
概念選定:数十以上の日本古来のコンセプトから、課題やテーマに沿うものを選定念
極意体感:伝統工芸や文化へのリサーチ・フィールドワークを実施意
発想掛合:リサーチの発見を踏まえ、発想のワークショップを実施想
融合連携:伝統工芸や雑誌「Discover Japan」とのコラボレーションやタイアップを実施融

●参考ウェブサイト
Discover Japan Concept

事例紹介:『日本古来のコンセプトで、イノベーションを生むんだ。

「Discover Japan Concept」Start!』https://dentsu-ho.com/articles/6710(ウェブ電通報)

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