二〇二〇東京五輪・パラリンピック組織委員会が商品化を進めてきた「伝統工芸品コレクション」の第四弾として、西会津町の野沢民芸品製作企業組合の「赤べこ」が二十四日から販売される。組織委が十七日発表した。
コレクションは、全国の伝統工芸品を大会公式ライセンス商品として販売する企画。
同組合は赤べこの胴体の片面に五輪、パラリンピックそれぞれのシンボルマークを施した。マークを手で描くのは難しいため、特殊なシールに印刷して加工した。シールの位置がずれないように、組合独自のガイドラインも作成した。
同組合代表理事の早川美奈子さん(54)は「クオリティーの高い赤べこを作り、会津地方の民芸品を世界に発信したい」と話した。価格は九千七百二十円(税込み)。商品は公式オンラインショップなどで取り扱う。
県内からはこれまで、大堀相馬焼のぐいのみや白河だるま、会津木綿ストールなどが公式ライセンス商品に選ばれている。
第四弾では赤べこのほか群馬県の「高崎だるま」や石川県の「輪島塗丸盆」など二十二品が取り扱われる。