四日市市の伝統工芸品、萬古焼(ばんこやき)の土鍋の魅力を知ってもらおうと、子ども向けの料理教室が6日、四日市市であった。親子25人がカレーライス作りに挑戦。料理が得意なお笑い芸人「ウル得マン」として知られるいけや賢二さんが、料理のポイントを解説した。
料理教室は、無水調理ができる土鍋「ベストポット」を製造する「モラトゥーラ」が企画した。参加者はこの土鍋を使って、ご飯とカレーを作った。
いけやさんは包丁さばきを重点的に指導。刃先をまな板から離さず根元で切ると、薄く切れスピードも上がり、指も切りにくくなると説明した。
ログイン前の続きベストポットは萬古焼の土鍋に鉄鋳物のフタをしたもので、フタと接する部分は100分の1ミリの精度で削っており、密閉性が高い。蓄熱性も高く加熱時間が短くてすむのも特徴だ。お米やカレーの具のうまみと甘みが逃げないため、おいしくできあがった。
参加した四日市市の天王寺ありあさん(9)は「切り方など調理の仕方がしっかり学べた。今後は料理を積極的にやりたくなった」と話した。
いけやさんは「火でご飯を炊くのは日本の原点。一手間掛けるだけでおいしくなります」と話した。(大津正一)