<アングル岩手>職人親子伝統守る 一関・大漁旗作り

海に生きる男たちの心意気を映した大漁旗。意外にも、その制作は港町から一山越えた里山の工房で行われていた。

【手練】仕上げ作業をする佳伸さん。のりを洗い落とすと鮮やかな絵柄が浮かび上がる

一関市川崎町にある大漁旗制作の老舗「旗や伊藤染工場」は、今が繁忙期。3代目伊藤康太さん(48)が鮮やかな図柄や力強い文字を色付けし、父の2代目佳伸さん(78)が生地を陽光にさらす。

【勇壮】気仙沼みなとまつりの舞台を彩る大漁旗=4日、気仙沼市

釜石、気仙沼、石巻…。多い日は20枚の大漁旗を作って東北の主要港に届ける。

【集中】生地にのりで文字を描く康太さん。一筆一筆、集中力を要する作業だ

東日本大震災で沿岸部の同業者は相次ぎ廃業してしまった。「みんなの分も頑張りたい」と康太さん。職人親子が浜の伝統を守り続ける。(一関支局・金野正之)

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