「有田の愉快な仲間達」(吉岡千恵子代表)が運営している有田一番館で、恒例の第10回有田風鈴コンテストの表彰式が行われた。今年は町内外から54点の応募があった。
審査は一番館の来場者と審査委員長で伝統工芸士の村島昭文さん(83)などの票数で決められた。今年の作品の特徴として村島さんは「今回は変わった作品が見受けられました」と話された。
審査の結果、有田町の梶原眞砂子さん(55)の作品が最優秀賞に選ばれた。クラスター技法で作られた風鈴には、赤と紺色の金魚が日の光でキラキラと輝いていた。梶原さんは「意外だった。金魚と藻を描いてみました。うれしいです」と話した。審査員特別賞には川口博子さん(有田町)の作品が選ばれた。金平糖のような文様が評価されたようだ。入賞作品8点は今月いっぱい展示されている。海外からの来場者も日本の風鈴を楽しんだようだ。