優れた技術を誇る日本の中小メーカーや 、革新的なアイデアを持つデザイナーとコラボした商品開発事業を行う株式会社TRINUS(トリナス)は、漆の伝統を次世代の技で継いでゆく「TUGI TUGI」シリーズから、漆100%(漆樹液50%+漆木粉50%)のジュエリー『TUGI TUGI jewel』を、販売開始いたしました。
TUGI TUGI jewel販売ページ ▶https://trinus.jp/store_brands/9
ラテン語で「三位一体」を意味する『TRINUS』は、日本の技術、デザイナー、エンドユーザーの3者を取り成すオープンなものづくりコミュニティです。2014年12月のサービスリリース以降、日本全国からユニークな技術シーズを発掘し、ものづくりコミュニティの力で革新的なプロダクトを多数生み出してまいりました。
今回発売となった「TUGI TUGI jewel」は、次世代の漆100%(漆樹液50%+漆木粉50%)素材『SUSTIMO(サスティーモ)®︎』によってできたジュエリーコレクション。長年の研究によって生みだされた次世代素材は、従来の課題を見事にクリア。会津若松市の伝統工芸士や作家らによる繊細な手仕事により、漆ならではの光沢が美しい一品に仕上がりました。素肌にも、安心してお使いいただけます。
ジュエリーデザイナーの視点と伝統工芸の手仕事
今回デザインを担当したのは、デザイナー中村 穣氏。
「お手本から少しずれた」をコンセプトに、ジュエリーに対する素材や技法への先入観に捉われないコレクションを国内外で展開しています。中村氏は2016年のG7 伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)で、参加国代表が胸元につけたラペルピンのデザインを手がけたことで知られています。
今回のシリーズでは、漆の素材とモダンなデザインのコントラストが印象的なジュエリーに仕上がりました。SUSTIMO®︎を用いた成形体に重ねたのは、会津若松の伝統工芸士・作家達の手による丁寧な仕上げ。
この小さなジュエリーひとつひとつに、幾人もの職人が「苦労した」と漏らすほどの細かな手仕事が詰め込まれており、込められた熱量は相当なものとなりました。
加飾技法について
いずれも会津若松の漆芸家・職人による手仕上げを施しています。
■螺鈿(らでん)
丁寧に塗った漆の上に貼り付けた貝を丁寧に磨き出す加飾技法です。
貝は天然素材であるため、一つひとつ異なる色味を合わせるなど、通常は大きな器などを手がける漆芸家による、細やかな手仕事が活きる仕上げです。
■沈金(ちんきん)
丁寧に塗られた漆に彫り込んだ細かな溝に銀粉を閉じ込め、丁寧に磨きだす加飾技法です。
溝の彫り込みに失敗すれば一からやり直しになってしまうため、繊細さと集中力が要求される仕上げです。
商品概要