佐賀・「織ものがたり」が来年の干支「子」の鍋島緞通タペストリー製作

鍋島緞通タペストリー「牡丹に子」を手にする「織ものがたり」デザイナーの木下由紀子さん

佐賀伝統の手織りじゅうたん「鍋島緞通(だんつう)」の織元「織ものがたり」(佐賀市柳町、TEL 0952-24-1560)が11月22日、来年の干支(えと)「子(ね)」を描いたタペストリーを製作した。

「佐賀県伝統的地場産品」に指定されている「鍋島緞通」に触れてもらおうと製作した干支のタペストリー。デザイナーの木下有希子さんが伝統工芸「久留米絣(がすり)」に携わる友人から、干支を描いた絵絣(がすり)を毎年製作しているという話を聞き、昨年初めて「亥(い)」を描いた鍋島緞通タペストリーを製作。評判が良かったことから今年も製作した。

今回、遠くを見ているネズミの親子を鍋島緞通特有のデザインである「牡丹(ぼたん)文」と合わせて、親しみやすくポップに仕上げた。配色はモスグリーンベースと紅白柄の2種類。サイズは縦・横30センチ、毛足の長さは12ミリ。受注生産品で納期は3カ月程度。

木下さんは「見て温かい気持ちになれるようなタペストリーに仕上げた。昨年の作品を手にした方からも問い合わせが多くありがたく思う。地元の人に鍋島緞通をもっと知ってもらうきっかけになれば」と話す。

価格は5万8,300円。年内は4万4,000円で注文を受ける。

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