「グレムリン」公開35周年記念アイテムに日本の伝統工芸品 春日部の桐箱も

「ギズモの背中から飛び出した毛玉」をイメージした2色のブラシと、タイトルロゴなどの焼き印が入った桐箱

ライセンス商品の企画・販売を手掛けるヒキダシ(東京都江東区)が現在、広島県熊野町熊野筆と春日部の桐箱などを使った映画「グレムリン」公開35周年を記念したアイテムを展開している。

映画「グレムリン(Gremlins)」は1984(昭和59)年公開のアメリカ映画で、監督ジョー・ダンテ、制作総指揮をスティーブン・スビルバーグが務めた。かわいくていたずら好きの不思議な生き物モグワイ(ギズモ)がクリスマスに大騒動を巻き起こすファンタジー。

同作品公開35周年を記念して、アメリカ発のガラス製食器ブランド「Fire-King」のスタッキングマグと「熊野筆メークブラシ」の2アイテムを展開。オンラインストア「ヒキダシストア」、「Fire-King Japan オフィシャルサイト」で11月26日から、販売している。

「Fire-King 製スタッキングマグ」は、ギズモの姿と「GREMLINS」のタイトルロゴに「35th Anniversary」文字をデザイン。「熊野筆メークブラシ」は、作品に登場する「ギズモの背中から飛び出した毛玉」をイメージしたフェースブラシ。茶と白の2色の毛束を職人の手仕事で丸みのある「毛玉」を表現。パッケージは、作品に登場する「モグワイが入っていた木箱」をイメージして、約300年の歴史と伝統を誇る埼玉県春日部市の桐箱を採用した。

同社の小池直行社長は「ものづくりに携わるみなさまとともに、日本の職人の技術を広く紹介できるような取り組みを進めている。今回、広島県熊野町の伝統工芸『熊野筆』化粧ブラシの企画にあたり、防虫効果もあり見た目の美しさも兼ね備える『桐箱』がパッケージとして最適と考え、春日部の伝統工芸『桐箱』に製作を依頼した」

「映画に登場する『モグワイが入っていた木箱』ともイメージがつながり、作品のアニバーサリーに相応しいプロダクトとして、春日部の桐箱の伝統と技術が生きている。この商品をきっかけに、春日部の桐箱にも触れる機会となれば」と話す。

価格は、「グレムリン クマノフデ(熊野筆) フェースブラシ 『ギズモ毛玉』」=6,050円、「Fire-King スタッキングマグ(グレムリン 35th Anniversary)」=3,960円。
Fire-King Japan オフィシャルサイトではマグのみ販売。

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