浅草靴職人による着物・帯のオーダーメイド本格スニーカー 海外での人気を受けて国内販売を開始

日本橋人形町で「オーダーメイドの靴からはじめる体づくり」がコンセプトのオーダーメイド靴店、&Steady(アンド・ステディ)を運営する有限会社アクストは、2019年12月7日(土)、中国で先行リリースし好評を得た着物KIMONO・帯OBIスニーカーを凱旋リリースしました。

着物KIMONO・帯OBIスニーカーは完全オーダーメイド。日本が誇る伝統文化である着物と帯を「手釣り工法」と呼ばれる高級紳士靴・婦人靴の製法で浅草の靴職人が1足1足手作りで仕上げます。中国で評判となりお客さまからのお問い合わせも多くいただいているため、人形町を拠点として国内販売を開始しました。浅草のファクトリーのご見学もいただけます。

赤の着物スニーカーを履いて人形町を歩く

目次

なぜ着物・帯で作るのか

日本古来からの伝統の衣装である、着物、そして、帯。繊細なシルク素材が使われ、美しい染色が施され、本物だからこそ、華やかだけれども、とても上品で上質な佇まいがあります。時間が経ったからこそ生まれた風合いさえ、味わいに変容していくこの伝統工芸品は、次世代にきちんと繋いでいくべきものです。

ところが、和装する人が減少し、需要も減少し、着物や帯を生産する職人も減少し、本物を目にしたことのない若い人たちも増えてきました。残念ながら、むしろ海外が日本文化を理解し、評価している現状です。しかしながら、時代に合わせて、伝統をリメイクできれば、身近に伝統工芸品のある暮らしを無理なくすることができるのです。

このスニーカーは、30年以上前に作られた着物と帯をリメイクしています。

モノづくりにおけるリメイクは、生産された洋服のおよそ半数は廃棄処分される時代、サスティナブルな活動を牽引することにもなり、日本のもったいない精神を体現しています。

日本の伝統衣装着物を纏った女性

帯スニーカー全6カラー

革靴の伝統的な製法でオーダーメイド

また、このスニーカーは通常のスニーカー工法では製作されていません。いわゆる“手釣り”と呼ばれる、高級紳士靴・婦人靴の製法で作られているため、踵にはその証拠となる穴が存在します。つまり、「スニーカーという名の革靴」なのです。浅草の本社ファクトリーの靴職人が1足1足、手仕事を施し、お仕立てしています。

オーダーメイドのため、サイズだけでなく、細い、普通、太いの3ワイズから木型を選べるため、その歩きやすさは明らかで、履き心地のよさから、この3年間で5,000足以上のオーダー受注をいただく大人気商品に育ちました。人生100年時代、自分の足で歩き続けるために、きちんと足の機能を発揮させてくれるスニーカーです。

その安定感あるフォーマットに、日本の華やかな伝統文化である着物・帯を載せています。人気の本革素材もご用意しました。

本格革靴製法では釘を打って釣り込みます

着物スニーカー紐タイプのパープルカラー

着物KIMONOスニーカー・帯OBIスニーカー

日本が誇る文化であり日本の伝統衣装の和服、着物と帯を大胆に使ったスニーカーです。

・金/雅(MIYABI)

優雅で絢爛なゴールドは、履くだけで一段と華やかな装いに。

・銀/凛(RIN)

上品さを醸し出すシルバーは、シャープな印象でこなれ感を演出。

・黒/粋(IKI)

神秘的な中に強さもあるブラックは、あらゆるファッションの引き立て役。

・紺/藍(AI)

知性的でクールな印象のネイビーは、足もとで全身を引き締めます。

・赤/茜(AKANE)

情熱的で愛情深いレッドは、エネルギッシュな毎日を演出します。

・紫/菫(SUMIRE)

高貴と可憐なイメージのパープルは、女性らしいおしゃれ上級者。

本革スニーカー

アンド・ステディの定番、品質のよい本革が心地よく足を包み込む、人気スニーカーです。

・定番黒/烏羽(KARASUBA)

漆黒のブラックは、ミステリアスな艶やかさで魅了してくれます。

・定番白/白練(SHIRONERI)

穢れのないホワイトは、クリーンで爽やかなデイリーカラー。

美しい見た目に機能性を兼ね備えたスニーカーは、履いて楽しむだけでなく、海外の方々のお土産品としても活用いただけます。

また、浅草の本社ファクトリーでは、靴職人の手仕事を見学することも可能ですので、ぜひお問い合わせください。

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