津山市観光協会は、美作産ヒノキや津山地域で発達し庶民に親しまれた織物「作州絣」(岡山県郷土伝統的工芸品)を表紙に使用した「御城印(ごじょういん)帳」を作成した。1日から国史跡・津山城跡(山下、鶴山公園)の備中櫓(やぐら)で販売する。
寺院や神社巡りで人気の御朱印に倣い、城や城跡で近年発行が増えている御城印を貼り付けられる。津山城跡では昨年3月から津山城主だった森家や松平家の家紋をあしらった御城印を販売しており、初めて御城印帳を作った。
一般的なA6サイズの御城印を貼れる3種類。ヒノキは表面に備中櫓と桜、裏面に津山城を築いた森家の家紋「鶴丸」を彫っており、作州絣は柄の違う2種類がある。
ヒノキは3300円、作州絣はいずれも3850円。市観光協会は「津山のアピールにもなる。城巡りのお供にどうぞ」と呼び掛けている。問い合わせは同協会(0868―22―3310)。