株式会社版三は、この度、新型コロナウイルス感染症により、国内外が未曾有の危機に直面する中、少しでも皆様のお役に立てればと、伝統工芸を継ぐ江戸浮世絵木版画の職人達と共にコロナの終息を祈願し「アマビエ」の木版画札を製作し、日頃お世話になっている皆様方にお渡ししておりました。
そこで関係者の皆様より「アマビエ浮世絵札」販売のご要望のお声をいただき、そして有限会社平賢さんより、これをモチーフに手ぬぐいを商品化されたいをお声掛け頂いたことをきっかけに、版三では「浮世絵札」とのオリジナルセット販売を開始させていただく運びとなりました。
江戸時代より疫病が流行した際には、疫病退散の願いを込めて「アマビエ」の札を門口に貼っていた文化があります。そのもとになるお話では、江戸後期(十九世紀中頃)現在の熊本県・肥後の国で、海の中から半人半魚、長いくちばしに長い髪、うろこを持つ妖怪「アマビエ」が夜な夜な光りながら現れ、「私の姿を写して人に見せると病気から逃れることができる」と言って消えた、と言い伝えられています。最近では、イラストを描き上げSNSで発信したり、厚生労働省の感染予防啓発サイトのアイコンとしても活用され話題沸騰中です。
皆様のご健康と、一日も早く心おだやかに過ごせる日が来ますことをお祈り申し上げます。
「アマビエ手ぬぐい」について
江戸時代から脈々と続く浮世絵木版画の彫師・摺師の技術を生かし、映画やアニメ、現代アーティストとの作品を手掛ける数少ない版元「株式会社 版三」。
今回ご縁があり版三「アマビエ木版画」を元に、手ぬぐいとして新たに製作をさせて頂きました。
桐生手ぬぐいサイトでもアマビエ手ぬぐい単品を販売中
「手ぬぐい・江戸木版画浮世絵札」セット商品概要
価格:2,500円(税別)
販売サイト:http://ukiyoework.com
<手ぬぐい>商品サイズ:W約350mm × H約930mm 素材:綿100% 染料:日本製
<江戸木版画「アマビエ浮世絵札」>商品サイズ:H約170mm×W約62mm
<製作>
彫師:永井沙絵子(伝統工芸士)/摺師:岡田拓也(伝統工芸士)/題字:美帆(書家)/装帳:江幡喜之/和紙:岩野市兵衛(人間国宝)/版元:株式会社 版三
アマビエ:所蔵館『肥後国海中の怪』(京都大学附属図書館所蔵)
製作風景(浮世絵札)
手ぬぐい 設置例
※額装等は商品に含まれません。