世界に誇る浮世絵の基礎となる彫りと擦りの伝統工芸技術を継承するために、伝統を守りつつ新しい挑戦を続け、様々な作品をプロデュース・企画・制作する株式会社版三は、この度、『ドラえもん』まんが連載開始50周年記念「浮世絵木版画・50th Anniversary 50 poses」を製作致しました。
『ドラえもん』のまんが連載開始50周年を記念して、ドラえもんの色々なポーズと表情を楽しんで頂ける「50th Anniversary50 poses」の浮世絵木版画を限定販売させて頂きます。浮世絵木版画の独特な色彩、気品溢れる作品を、是非この機会にご堪能頂ければ幸いです。
職人による彫り作業
職人による擦り作業
彫り、擦りに使われた版木(はんぎ)の一部。色別に版木を何枚も彫り、その版木の数だけ何度も擦り重ね、やっと一枚の浮世絵木版画作品が完成する。江戸時代から伝承された彫師、摺師の非常に繊細で高度な技術により、一枚一枚、何とも言えない手づくりの風合いが醸し出される逸品です。
※2021年3月中旬より順次発送予定です。予定が変更になる場合がございますので予めご了承下さいませ。
※ご購入順に順次発送させて頂く予定ですが、お届けが前後する可能性がございます。
※画像はイメージです。実際とはサイズ、仕様が異なる場合がございます。
商品概要
商品名:『ドラえもん』まんが連載開始50周年記念「浮世絵木版画・50th Anniversary 50 poses」
予約開始:2021年1月30日(日)お昼12時
販売価格:18,000円 (税別・送料別)
限定販売数: 500部 (「浮世絵工房」サイト内で400部販売)
発売元:株式会社 版三
額装サイズ: 縦約320mm × 横約320mm × 厚み約35mm
素材(額装部分):木材、アクリル
和紙(絵):人間国宝 岩野市兵衛 越前生漉奉書
オンラインショップ:浮世絵工房 http://ukiyoework.com/
当商品制作に携わった職人紹介
江戸木版画 彫師 – 永井紗絵子
(文化庁・無形文化財選定保存技術認定職人、/経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸師)
1983年(昭和58)墨田区生まれ。 京都伝統工芸大学校を卒業。平成22年荒川区の伝統工芸技術の継承者育成事業により浮世絵木版画の彫師として弟子入り、6年間修行後、独立。スター・ウォーズ、日本アニメ・ナルト、などの話題を呼んだ現代浮世絵や北斎や広重、川瀬巴水の復刻作品などの多くの製作に携わる。
平成25年1月 新宿高島屋 東京都伝統工芸品展にて、彫の実演を披露する。
平成25年11月 英国・国立ヴィクトリア&アルバート博物館で彫の実演を披露する。
平成26年1月 新宿高島屋 東京都伝統工芸品展にて、彫の実演を披露する。
江戸木版画 摺師 鉄井裕和
(文化庁・無形文化財選定保存技術認定職人/経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸師)
1975年 木版画摺師、鉄井孝之の次男として東京に生まれる。 会社員を経て鉄井木版画工房に入り摺師の道へ。 父に師事し修行を重ねながら各展覧会で摺りの実演を精力的に行い、2009年11月にロシアサンクトペテルブルグの露日友好会館で開催された文化催事においても 好評を博す。
和紙:九代 岩野市兵衛(人間国宝)
1978年、九代岩野市兵衛を襲名。2000年6月に国指定重要無形文化財(人間国宝)に認定。
木材パルプ等を使用しない、楮だけを使用した生漉き奉書一筋に専念。越前和紙に伝承される古来の技法に作られた強靭かつ繊細な和紙は、版画紙としして多くの美術作家、浮世絵木版画に提供されている。かのゴッホも岩野家の和紙を愛したと言われている。