より見やすく、発信力UP 県産品プラザが新装営業

秋田市中通の「あきた県産品プラザ」(アトリオン地下1階)が29日、「あきたの秋田県産品プラザ」としてリニューアルオープンした。店内をグレーを基調とした落ち着いた雰囲気にしたほか、ゆったり見て回れるよう通路の幅を広げ、伝統工芸品コーナーは産地を紹介するパネルを設置して見やすい陳列にした。県産品をより広くPRし新たな客を取り込む狙いだ。

リニューアルオープンした「あきたの 秋田県産品プラザ」

開設から約30年を迎えたのを機に、1月中旬から2月末にかけて売り場(約595平方メートル)を改修した。天井や壁を濃いグレー、床を明るいグレーにし、商品棚には県産の秋田スギを使用。「あきた」を強調した新名称は、秋田の工芸品などをこの場所から発信したいという強い思いを込めたという。

担当者の説明を受けながら日本酒を試飲する客

リニューアルオープンを記念してこの日、店内で各種体験メニューが行われた。木村酒造(湯沢市)は酒造好適米「秋田酒こまち」で仕込んだ「大吟醸 福小町」など日本酒5種類の試飲・販売を行った。来場した秋田市八橋の備後睦子さん(62)は「口当たりがまろやかで飲みやすい。やっぱり秋田の酒がおいしい」と話した。

商品の特徴を尋ねる客

仙北市角館町の樺(かば)細工の紹介コーナーでは、樺細工のしおり作成体験が行われ、福島県郡山市の高校1年生遠藤颯太さんは「出掛けた先でしおりを集めるのが趣味。オリジナルのしおりなので大切にしたい」と話した。

プラザの澤田大輔店長(37)は「県産品をより多くの方に知っていただく場所にしたい」と語った。

1日の営業は午前9時半~午後6時半。税抜き千円以上の購入者(先着300人)に日本酒やあきたこまちをプレゼントする。

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