滋賀県愛荘町の愛知川観光協会は、同町の伝統工芸品のびん細工手まりをデザインした耳飾りなどのアクセサリーを作った。地元にちなんだ柄を町民が手作業で縫い上げており、観光客や近隣住民の人気を集めている。
同協会の職員や伝承工芸愛知川びん細工手まり保存会のメンバーらが、手軽に工芸品の魅力を感じてもらおうと考案。発泡スチロールの小さな玉にミシン糸を巻き付け、上から刺しゅうした。
ブローチやイヤリングなど玉の大きさが異なる4種類を展開。柄はいずれも8種類。同町の中山道沿いの宝満寺で咲く紅梅や、湖東三山の金剛輪寺で色づく紅葉、町花の桜などをデザインした。
価格は1100~1500円。いずれの商品も色を指定してオーダーメードすることができる。同協会は「びん手まりは『仲良く丸く』という願いを込めた縁起物。装飾品として手軽に身に付けてほしい」と話す。問い合わせは同協会0749(42)7683。