波佐見焼と博多曲物を組み合わせたカップ「Haori Cup」

2015年にクラウドファンディングサイト「Kickstarter」に初登場した「Haori Cup(ハオリ カップ)」は、日本の伝統工芸「波佐見焼(はさみやき)」と「博多曲物(はかたまげもの)」を組み合わせたカップで登場当時は生産が追いつかないほどの反響を呼びました。

そして2019年になった今、再び「Kickstarter」に登場。

第2弾として「Magemono Tumbler(曲げものタンブラー)」を制作し、目標の約4倍もの支援額を集めているんです。

日常使い用とビール用の2種類

福岡県を拠点にするデザイナー、ナスダトモヤ(Tomoya Nasuda)さんが手がける「ハオリ カップ」プロジェクト。

その第2弾として生まれた「曲げものタンブラー」は、「ハオリ カップ」と同じく波佐見焼と博多曲物からできていて、大きさはスターバックスのトールサイズと同じくらい。曲げわっぱが、スリーブのように周囲にくるっと巻かれているのが特徴です。

ラインナップは、コーヒーやお茶などを飲む日常使い用と、ビールのために設計されたビアタンブラーの2種類。

お皿として使える “曲げわっぱトレイ” がセットになったコースもあって、どのアイテムも毎日大活躍してくれそうなんです。

波佐見焼と博多曲物

長崎県発祥の波佐見焼は陶磁器で、おもに日用品などに多く使われています。

福岡県発祥の博多曲物は、スギやヒノキなどの針葉樹を原材料とした、いわゆる曲げわっぱのことで、お弁当箱や米器、茶道具などに応用されて、400年以上も前から親しまれてきました。

「ハオリ カップ」プロジェクトは、こうした2つの伝統工芸品を結びつけたもので、日本の伝統とシンプルモダンが見事に融合しているからこそ、海外の人たちの心を惹きつけています。

次回作はコーヒー煎り器

実はこちらのプロジェクト、わずか1ヶ月強で支援総額が目標の約4倍に達し、ファンディングは6月1日に終了してしまいました。でもこれだけ大人気なのですから、そのうちまた機会を設けてくれるはず。

ナスダさんによれば、今後はコーヒー煎り器の制作も考えているということなので、次回が楽しみです。

Magemono Tumbler & Bread Tray by Oort (Tomoya Nasuda) — Kickstarter

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