京都市下京区の数珠店で19日、京都女子中(東山区)の生徒が数珠づくりを体験した。家族や友達への思いを込め、水晶を丁寧につむいでいった。
同校では数珠の作り方や歴史を学んでもらおうと、「神戸数珠店」の協力で19年前から体験授業を毎年開いている。今年は1年35人が参加し、熟練職人の手ほどきを受けつつ数珠と腕輪を作った。
生徒らは手先に神経を集中させて水晶の玉を糸に通し、完成すると光に透かして満足げにほほえんだ。生徒(13)は「職人さんの手の動きがマジックみたいで、見ているだけで面白かった」と感激していた。