暮らしに安らぎやぬくもり、楽しさを与える生活工芸品を募る「第37回くらしの工芸展2019」の入賞、入選作を紹介する作品展が29日、熊本市中央区の県伝統工芸館で始まった。11月4日まで。同館と熊日主催。
グランプリの熊日賞に選ばれた玉東町の池田由美さん(57)の染織「せせらぎ」など、入賞11点、入選162点を展示販売。陶芸や木工、革工芸など、美しさと実用性を兼ね備えた作品が並ぶ。
展示作品は抽選販売の予約を受け付けており、訪れた工芸ファンは、作品をじっくり見たり、手に取ったりして出来栄えを確かめていた。
開幕に先立って表彰式があり、同館の山本國雄館長らが受賞者に賞状と副賞を贈呈。審査員を代表し、プロダクトデザイナーの荻野克彦氏が講評した。審査員と出品者による懇談もあった。
今回は県内外の163人から261点の応募があった。