幸呼来Japanは、「オニツカタイガー」「ANREALAGE」「KUON」「中川政七商店」をはじめとするブランドやメーカーへ、裂き織の供給で得た経験をもとに、”裂き織”をより現代に求められるプロダクトにした新ブランド「SACCORA」を立ち上げました。
2月5日(水)~2月7日(金)に開催される東京インターナショナルギフトショーLIFE×DESIGNで新ブランド「SACCORA」を発表します。
裂き織の技術を継承した障がいのある織手によって作られる「裂き織」は、あまり布を再生したアップサイクルプロダクトです。
「裂き織」は、木綿が貴重だった時代に生まれた「暮しの知恵」です。それは単なるリサイクル技術ではありません。布への愛着、大切に扱う気持ちも織り込まれています。廃棄されてしまう布と、能力を活かす場のなかった障がい者たち、そして細々と受け継がれる伝統工芸。どれも「埋もれたままではもったいない」ものばかりです。
私たちは、「裂き織」を通じて、社会の「もったいないを、もっとゆたか」に変えるイノベーション事業に取り組んでいきます。
新ブランド「SACCORA」ではブランドを4つのラインとプロジェクトで分け、時代に求められる裂き織プロダクトの開発をしていきます。
SACCORA Standard
多くの方に裂き織を身近に使ってもらいたいスタンダードライン。
さんさ浴衣を裂き織にしたカラフルなチェックパターンや様々な余り布を裂き織にしたオリジナル生地の商品。
廃棄される浴衣生地を丁寧に分解して、製品に合わせて染色します。
ひとの手で均一の幅に裂き、ヨコ糸にして丹精込めて織り上げます。
SACCORA Denim
今まで工場で廃棄されていたデニムの耳を裂き織にしたライン。カジュアルスタンダードのデニムを使ったまさに現代の裂き織。
デニム工場から大量に発生する、デニムの端材を使って織り上げたファブリック 。
ブラックデニムはクールでモードな雰囲気も感じます。
SACCORA ReBirth
世の中で廃棄される資材を裂き織で再生し、新たな商品価値を生み出すことを目的としたライン。リユースする際のエネルギーを使うことなく、廃材そのものの魅力も引き出します。
廃棄される米袋。これまでのリユースでは大量のエネルギが必要でした。
染色して、蝋引きすることで表面を保護し、全く違った素材に生まれ変わります。
米袋を使用した裂き織生地。あたたかみと新しさを感じさせます。
SACCORA Signature
障がいのある織手の個性とアート性を尊重した唯一無二な裂き織を商品化。裂き織の芸術性をより強調し、素材も高級な着物生地を使用したプレミアムライン。
障がいがある織り手の個性を生かした裂き織を自由につくってもらいました。
デザインを決めずに、生地の選択から色の組み合せまで自由に制作してもらいます 。
着物生地を使った世界にひとつのプレミアムな裂き織生地が完成しました。
SACCORA Project
メーカーから預かった余り布で裂き織をつくり、新たな価値が付加された生地としてお戻しするコラボレーションプロジェクト。「SACCORA」にしかできない技術とメーカーの創造性で新しい商品を生み出します。
幸呼来Japanはこの取り組みが評価され2018年にはグッドデザイン賞を受賞しました。新ブランド「SACCORA」では、これまでのコラボレーションの経験、知識を活かし、別注仕様やオリジナル商品開発などにも柔軟に対応いたします。
東京インターナショナルギフトショーLIFE×DESIGNに出展
会期 | 令和2年2月5日(水)~2月7日(金) |
時間 | 10:00~18:00(最終日は17:00) |
会場 | 東京ビッグサイト青海展示棟 |
ブースNo | 青A-WH-06 |