日本六古窯の杯 東京五輪の記念品に 伝統工芸の魅力世界に

東京五輪、パラリンピックの来賓らに贈呈される記念品に選ばれた丹波焼の杯

東京都、46道府県、オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会でつくる「東京2020大会記念品プロジェクト」実行委員会が、国際オリンピック委員会委員ら大会関係者に贈る記念品95種類を決定した。兵庫県では、丹波篠山市の「丹波焼」を含む六古窯の杯のセットなど3種類が選ばれた。

記念品贈呈は、全国各地の伝統工芸品の魅力を世界に発信するのが目的。品物の歴史文化的価値、素材、技法などが記載された紹介カードなどをオリジナルデザインの風呂敷に包んで贈呈される。

計1160点が制作され、うち六古窯(丹波焼、越前焼、常滑焼、瀬戸焼、信楽焼、備前焼)の杯は10セット制作される。丹波焼の杯は釉掛けしない焼き締めで、飲み口の直径約7センチ、高さ約4センチ。

県内ではほかに、西宮市の和ろうそく、多可町の杉原紙が選ばれた。

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