鹿児島県霧島市とふるさとチョイス、薩摩錫器の職人が「現代の名工」を受賞、限定記念品がふるさと納税に登場

厚生労働省による「令和2年度卓越した技能者(現代の名工)」に、霧島市の薩摩錫器の職人「岩切美巧堂」の岩切學さんが受賞したことを記念し、ふるさとチョイス限定のお礼の品を開発、受け付けを開始しました。
霧島市にある岩切美巧堂は、1916年(大正5年)の創業以来100余年もの時代とともに伝統の技を守り続け、何百万点という薩摩錫器を届けてきました。今回、「現代の名工」の受賞を記念して作った品は2種類です。

1つ目は、昔からよく作られてきた茶筒と茶托のセットです。茶筒には、薩摩の伝統工芸であることを意識し、鹿児島の象徴である桜島が描かれています。蓋を少し持ち上げて手を離すとゆっくりと蓋が閉まり、これも職人の技。蓋と茶筒の隙間が狭いと閉まらず、隙間がありすぎると密閉されません。この微妙な調整が長年磨いてきた技です。茶托と一緒に使うと、お茶の時間がさらに楽しくなると思います。

2つ目は、来年の干支「丑」の置物です。錫は「錆びない」「割れない」ため縁起が良い金属といわれています。そのため、干支の置物は縁起を担いで買われる方が多い人気の品となっており、今回は、ふるさと納税で霧島市に寄付をしてくれた皆さまの1年が幸せになることを祈って、来年の干支の“丑”を制作しました。

ふるさと納税を通じて、一人でも多くの人に歴史ある薩摩の伝統工芸の魅力を知ってもらうとともに、地域の伝統技術を守り続ける職人を応援したいとの想いを込め、記念品をお礼の品として提供していきます。

目次

岩切美巧堂 岩切 學さんのコメント(令和2年度「現代の名工」受賞)

「薩摩錫器は、300年以上つづく薩摩の伝統です。その技を受け継ぎ、守っていくことは、この道を目指した者としての使命だと思い、技を磨いてきました。今回の受賞はこれまでの取り組みを認めていただけた証であり、今後の励みになります。
薩摩錫器は全てが手作りで、手の感覚だけを頼りに仕上げていきます。これからもこの技術を多くの人に伝え、守っていきたいと思います。
ふるさと納税は、多くの方に薩摩錫器の魅力を知っていただく機会になっており、なかには『錫器の魅力をもっと知りたい』と県外から訪れてくださる方もいらっしゃいます。今回の限定品は、寄付者の皆さまへの感謝の気持ちです。一つ一つ手作りのため数に限りはありますが、寄付して良かったと思っていただけるように思いを込めて作りました。」

「岩切美巧堂」の岩切學さん

霧島市商工振興課ふるさと納税推進グループ長 美坂 雅俊のコメント

「皆さまから頂いたご寄付は、子育て支援や自然環境保全など、霧島市の発展に活用させていただいております。ご寄付への感謝の気持ちとして揃えている返礼品の中には、霧島ならではの品やあまり他の自治体では扱っていない品など魅力的なものも多数あります。薩摩錫器はその中でも代表的な品で、多くのファンがいます。今回の限定品は、岩切美巧堂さんの技が集約した品となっていますので、ファンの方だけでなく初めて錫器を使う方にも喜んでいただけると信じています。」

岩切美巧堂「現代の名工」受賞記念・薩摩錫器のお礼の品概要

品名①:薩摩錫器 茶壺桜島柄・茶托セット(限定5セット)
事業者名:岩切美巧堂
寄付額:30万円
内容:300年の歴史を持つ薩摩藩ゆかりの錫細工。錫器は使うほどに味わいが出て手にするとずっしりと重みと温かさがあります。現代の名工の技がつまった桜島柄の茶筒と茶托のふるさと納税限定の特別セットです。
受け付け開始日:2020年11月9日
申し込みサイト:ふるさとチョイス限定
ページURL:https://www.furusato-tax.jp/product/detail/46218/4972071

品名②:薩摩錫器 置物「丑」
事業者名:岩切美巧堂
寄付額:20万円
内容:錫は「錆びない」「割れない」ことから、縁起がいい金属といわれています。その錫を使った来年の干支「丑」の置物です。
受け付け開始日:2020年11月9日
申し込みサイト:ふるさとチョイス限定
ページURL:https://www.furusato-tax.jp/product/detail/46218/4972123

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次