「伝統工芸アイドル」1期生募る

伝統工芸アイドルの募集ポスター

 越前和紙や越前打刃物、若狭めのう細工など福井県内の伝統工芸品をPRする女性アイドルグループが2019年秋、吉本興業のプロデュースで誕生する。歌やダンスといった通常のアイドル活動に加え、伝統工芸品の魅力を伝える動画を配信するなどして「ものづくり王国ふくい」を国内外に発信する。5月31日まで第1期メンバーを募っている。

 吉本興業の「全国住みます芸人」らが、各都道府県で笑いを通じて地域社会の課題解決に取り組む事業の一環。福井県の「伝統工芸アイドル」は、18~25歳の未婚女性を対象に、3~5人程度を予定する第1期メンバーを募る。6月に福井市内でオーディションを開き、10月にお披露目ライブを計画している。

 イベントなどで歌やダンスを披露するほか、スマートフォンアプリで伝統工芸品をPRする動画を毎日配信する。作り手とのコラボ商品の開発や販売など、伝統工芸品のプロデュースにも挑戦する。メンバーは随時増やしていく計画。イベント出演などで福井県住みます芸人の飯めしあがれこにおさんとも連携する。

 応募条件などの詳細は、ホームページ(「伝統工芸アイドル」で検索)に掲載している。

 よしもとクリエイティブ・エージェンシーの大西泰敬・福井県エリアプロデューサー=福井市=は「伝統工芸品の産地がこれだけ集中している場所は全国的に珍しい。若い世代に情報を発信するアイコンとして広くアピールし、伝統工芸品の若者離れの解決にもつなげていきたい」と話している。

 吉本興業は18年、貧困救済活動でノーベル平和賞を受賞したバングラデシュの経済学者ムハマド・ユヌス氏と提携して会社を設立、日本各地で活動を進めている。

福井 伝統工芸アイドル オーディション

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