京都伝統産業ふれあい館が「京都伝統産業ミュージアム」にリニューアルオープン

2020年3月14日、京都の近代化のシンボル的な地域である岡崎の地において、京都伝統産業ふれあい館は、「京都伝統産業ミュージアム」に生まれ変わります。

京都伝統産業ふれあい館は、前身の京都伝統産業会館を引き継ぎ1996年に京​都市勧業館みやこめっせ内に開館して以来、京都市の伝統産業74品目すべてを紹介する施設として、国内のみならず、工芸品に興味を持つ多くの海外の方にもご来場いただいてきました。

開館以来の本格的な全面改装を経て誕生する「京都伝統産業ミュージアム」では、継承した伝統的技術を用いて現代の生活に調和するものづくりを追求するつくり手たちの活動を積極的に発信し、使い手である来場者の皆さまとともに伝統産業のいまとこれからを考える、そのような自由な交流の場の創出を目指していきます。

目次

フロア紹介

館内をエリア分けし、京都の伝統産業74品目をその完成品だけでなく、制作工程や背景、使い方の提案など、様々な視点に基づく展示を行います。

74CRAFTS WALL ー 京都市の伝統産業74品目を一堂に展示

ミュージアムの中心エリアには、京都市の伝統産業74品目のすべてを展示します。染織品から諸工芸品までバリエーション豊かな京都の伝統産業を一度に目にすることができる場所はここだけ。エリア内に設置するタッチパネルでは、各品目のより詳しい解説のほか、製造工程の映像を見ることもでき、完成品の鑑賞にとどまらずその背景にも興味がある方にもお楽しみいただけます。

74CRAFTS EXHIBITION ー 見て触って体験して「新しい工芸に出会う」

ものづくりの過程を肌で感じ、学び、楽しんでいただくためのエリアです。伝統産業製品を作り上げる道具や素材の展示のほか、ときには職人さんが実演していることも。気軽な会話で素朴な疑問にも応えてくれます。

企画展示室 ー ものづくりのストーリーを学び、工芸を通じて、新しい世界に触れる

一番奥にあるエリアでは、伝統産業を時には学びとして、時には新たな発見の場として体感できる企画展を年に3~4回開催します。オープニングでは、春の新たな息吹を感じる3月に、未来の伝統産業を担う職人たちの息遣いや、ものづくりを未来へと更新させる歩みを感じることができる企画展として「職人たちのマーチ」を開催します。職人の手仕事を体験しにきてください。

Material Library ー 新しい伝統産業の素材に出会う ミュージアムに「B to B」の場が誕生

マテリアルライブラリーでは、伝統工芸にまつわる素材、材料、技術をアーカイブしています。
登録事業者は、打ち合わせや商談の場所として利用することができます。ここは、伝統工芸の可能性を未来に広げるための場所です。

MUSEUM SHOP ー 京都の藝をお持ち帰り

京都の伝統的な技術や背景をもち、現代のライフスタイルにも溶け込む、懐かしくも新しい品々を取り揃えています。
文化を守り伝える伝統工芸品から、暮らしに寄り添う道具、雑貨やアクセサリーに至るまで、国内外に誇れる京都の技術をいかした多彩な品々が並びます。
ぜひお気に入りの品を見つけにいらしてください。
営業時間:9:00~17:00
TEL:075-762-2671
運営:株式会社京都産業振興センター

基本情報

京都伝統産業ミュージアム
〒606-8343
京都市左京区岡崎成勝寺町9-1
京都市勧業館みやこめっせ地下1階
TEL:075-762-2670
FAX:075-761-7121
https://kmtc.jp/
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次