焼き物の絵付け、佐賀空港で実演 伊万里・有田焼伝統工芸士会

絵付けの実演に見入る旅行者ら=佐賀市の佐賀空港

「匠(たくみ)の技」を知ってもらおうと伊万里・有田焼伝統工芸士会(市川光山会長、90人)などは21日、佐賀市の佐賀空港で絵付けの実演披露や焼き物の展示販売会を開いた。来年の干支(えと)・子(ね)の焼き物に、細い筆でいくつもの桜の絵柄を描き入れていく匠の技に、立ち寄る人々はじっと見入り、「すごいですね」と話し掛けていた。

絵付けを披露したのは同会副会長で、一級技能士、県ものづくりマイスターの山口政勝さん(64)。「ものづくりの楽しさと『焼き物の産地・佐賀』を広めたい」と、県内外の小学校や陶器市などで普及活動に取り組んでいる。

匠の絵付けの実演にじっと見入る空港利用者=佐賀市の九州佐賀国際空港

目の前で披露される絵付け作業に旅行客らは足を止め、器を買い求めたり、有田焼の箸置きなどが当たる抽選会に参加したりして楽しんでいた。

中国・上海に向かう前に親子で立ち寄った小学4年の松浦美鴎(みよ)さんは実演を見て「初めて見た。すごい」と驚き、佐賀市内から家族で遊びに来た小学1年の池田愛実さんは「ネズミに桜が描かれていてかわいい」と興味津々だった。

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