食、工芸…東北の伝統品を集結 青森の金入、本県から13社参画

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大する中、文具・書籍販売の金入(青森県八戸市)は、東北の伝統工芸品や伝統食をウェブ上に集めて予約販売するプロジェクトを始める。「東北が来る」をもじって「#tohokuru(トホクル)」と銘打った。本県から13社が参画している。

東北の桜イベントや夏祭り、百貨店の催事が相次いで中止になり、同社の取引業者からは「売り場がなくなった」、首都圏などの消費者からは「東北観光を諦めざるをえない」といった嘆きが寄せられる。伝統品に携わる業者は小規模経営で、後継者問題を抱えたところが多く「ものづくり文化が失われかねない」と担当者。自宅に居ながら東北を感じられるようにとプロジェクトを仕込んだ。

同社が運営するEC(電子商取引)サイト「東北スタンダードマーケット」内に特設ページを開設する。20日に66社えりすぐりの商品100点以上を公開。27日~5月10日に予約を受け付け販売、後日発送する。購入者は「#tohokuru」というハッシュタグ(検索目印)を付けて投稿し、東北ファンの輪を広げてもらおうとの趣向だ。

80社以上から応募が寄せられており、第2弾を予定しているという。問い合わせは同社仙台事務所022(220)0179。

東北スタンダードマーケット

【本県から参画する13社】
乃し梅本舗佐藤屋(山形)▽玉谷製麺所(西川)▽まんまーる(鶴岡)▽ニューテックシンセイ(米沢)▽米富繊維(山辺)▽鋳心ノ工房(山形)▽青龍窯(同)▽長文堂(同)▽森の家(真室川)▽ツルヤ商店(山形)▽石木花(村山)▽kiboriブローチ芦野和恵(山形)▽佐藤工芸(天童)

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