涼しげな「水うちわ」作りが盛ん 岐阜

本格的な夏の訪れを前に、表面に水のような透明感があり、涼しげな見た目が特徴の「水うちわ」作りが、岐阜市で盛んに行われています。

水うちわは岐阜市の伝統工芸品で、竹の骨組みに美濃和紙を貼り合わせたあと、表面にニスを塗って室内で1週間ほど干して仕上げます。

岐阜市湊町の住井一成さんの工房では、本格的な夏を前に水うちわ作りが盛んに行われていて、今月上旬からは天気のいい日にニスを塗って仕上げています。うちわは、表面に塗ったニスが乾くと水のような透明感が出て、涼しげな見た目になるのが特徴です。

住井さんによりますと、水うちわは、最近、工房近くの長良川で行われる鵜飼いを見に来た海外の観光客に人気があり、ことしは来月末までにおよそ800本を作る予定だということです。

水うちわを購入した京都府の女性は、「伝統的な扇子やうちわが好きで、買いに来ました。ことしの夏は涼しく過ごせそうです」と話していました。

住井さんは、「去年は鵜飼いが休みになる日が多かったので、ことしは順調にいってほしい。水うちわの見た目で涼み、あおいで涼んで楽しんでほしい」と話していました。

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