漆器×3Dプリント -深澤勇人

金継ぎ作家・漆芸家の深澤勇人さんの漆職人の技術と、3Dプリンターを使用して作った商品の販売・購入が行えるマーケットプレイス「rinkak」とのコラボレーションによって生まれた「urushi」をご紹介します。

最新の「テクノロジー」と「伝統技法」の融合がコンセプトになっています。

金継ぎ(きんつぎ)とは、破損した器を漆で接着し、金粉などを使って装飾する日本独自の修復方法。金繕い(きんつくろい)とも呼ばれます。

茶の湯が盛んになった室町時代に始まったといわれますが、近年になって、物を大切に使い続ける精神が見直されてきたこと、また、漆の代わりに市販の接着剤を使う簡易的な方法も登場したことで、身近な修繕技術として注目を集めています。

こちらの「urushi」は、3Dプリンターで出力した「タンブラー」や「器」に漆職人の深澤勇人さんによって「蒔絵」が描かれているのが特徴です。

3Dプリンターは、人が手作業で作るには難しいデザインを正確に制作することができますが、それに対し漆塗りは職人が一つ一つ手作業で制作するため1点ごとにデザインが異なり、機械にはない個性を出すことができます。

互いのメリットを活かしながら、デメリットを補い合った革新的なものとなっております。

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