デザイン性の高い秋田県内伝統工芸品を集めた展示・販売会が23日、秋田空港2階のにぎわい広場で始まった。樺細工(かばざいく)の茶筒や大館曲げわっぱの弁当箱といった約30点の商品が並び、空港利用者の目を引いた。11月3日まで。
土産売り場を運営する秋田空港ターミナルビル(秋田市雄和)が、普段はショーケースに入れている伝統工芸品を客に触れてもらい、質感や香りをじかに感じてもらおうと企画した。
県内で伝統工芸品を手掛ける6社の商品を展示。川連塗り、秋田杉桶樽(おけたる)、大館曲げわっぱ、樺細工の技術を用いたおひつやトレーなど、美しいデザインで日常的に使える商品をそろえた。
企画に協力したデザイン事務所「casane tsumugu(かさね・つむぐ)」(横手市)の田宮慎代表社員(43)は、「多くの方に伝統工芸品に興味を持ってほしい」と話している。
午前7時~午後8時。期間中は休みなし。