卓越した精緻の技と美。国内最大規模の公募展 「第68回 日本伝統工芸展」9月15日(水)より日本橋三越本店で開催

日本橋三越本店では、9月15日(水)から9月27日(月)まで、「第68回 日本伝統工芸展」を開催いたします。本展は、日本の優れた伝統工芸の保護育成を目的に、公益社団法人 日本工芸会が毎年開催する国内最大規模の公募展です。陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門の一般公募作品より厳正な鑑審査を経て選ばれた入選作と重要無形文化財保持者(人間国宝)の最新作をあわせて約600点を一堂に展観。卓越した精緻の技と美が集結します。

昭和25年、文化財保護法が施行され、歴史上、若しくは芸術上特に価値の高い工芸技術を、国として保護育成することになりました。その趣旨にそって、昭和29年以来、陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門にわたり、各作家の作品を厳正鑑査し、入選作品を展観する「日本伝統工芸展」が毎年開催されてきました。

今年で第68回を迎える本展では、日本に伝わる卓越した工芸技術を一層磨き上げ、現代の生活文化にそって創造された日本最高峰の工芸作品の数々をご紹介いたします。
■日本橋三越本店「第68回 日本伝統工芸展」WEBサイト
https://www.mistore.jp/shopping/event/nihombashi_e/dentoukougei_50

目次

入賞作品

日本工芸会総裁賞 染織= 風通織木綿着物「青海」(ふうつうおりもめんきもの「おうみ」) 小林 佐智子
高松宮記念賞 人形= 木芯桐塑和紙貼「蒼天」(もくしんとうそわしばり「そうてん」) 高田和司
文部科学大臣賞 木竹工= 黒檀嵌荘匣「深山の彩」(こくたんがんそうばこ「みやまのいろどり」) 三浦信一
東京都知事賞 金工= 蠟型鋳銅花器 (ろうがたちゅうどうかき) 髙橋阿子
NHK会長賞 漆芸= 乾漆箱「新雪」(かんしつはこ「しんせつ」) 水口 咲
朝日新聞社賞 漆芸= 乾漆銀平文はちす箱(かんしつぎんひょうもんはちすばこ) しんたにひとみ
日本工芸会会長賞 陶芸= 窯変筒花器 (ようへんつつかき) 羽石修二
日本工芸会保持者賞 木竹工= 桜拭漆器「望春」(さくらふきうるしうつわ「ぼうしゅん」) 甲斐幸太郎
日本工芸会奨励賞 陶芸= 耀変流光彩深鉢(ようへんりゅうこうさいふかばち) 林 恭助
日本工芸会奨励賞 染織= 江戸小紋着尺「川蟬」 (えどこもんきじゃく「かわせみ」) 小宮康義
日本工芸会奨励賞 染織= 久留米絣着物「森の光・雨音」(くるめかすりきもの「もりのひかり・あまおと」) 松枝崇弘
日本工芸会奨励賞 人形= 陶彫彩色「星河」(とうちょうさいしき「せいが」) 中村信喬
日本工芸会奨励賞 諸工芸= 硝子花入「五月雨」(がらすはないれ「さみだれ」) 安達征良
日本工芸会新人賞 染織= 琉球紅型着物「朧型・島唐辛子」 (りゅうきゅうびんがたきもの 「おぼろがた・しまとうがらし」) 知念冬馬
日本工芸会新人賞 金工= 布目象嵌花文箱(ぬのめぞうがんはなもんばこ) 近藤亮平
日本工芸会新人賞 木竹工= 楓造彫装箱 (かえでづくりちょうそうばこ) 五十嵐 誠

【特別展示】ーわざを伝えるー文化財保存事業報告
染織 =「友禅」森口邦彦氏(重要無形文化財保持者)
漆芸 =「髹漆(きゅうしつ)」大西 勲氏(重要無形文化財保持者)

開催概要

展覧会名:第68回 日本伝統工芸展
会期:2021年9月15日(水)~9月27日(月)午前10時~午後7時(最終日は午後6時終了)
会場:日本橋三越本店 本館7階 催物会場
入場料:無料
主催:文化庁、東京都教育委員会、NHK、朝日新聞社、(公社)日本工芸会
協賛:(公財)アサヒグループ芸術文化財団、(公財)岡田茂吉美術文化財団、(公財)五島美術館、パナソニック株式会社、(公財)ポーラ伝統文化振興財団
協力:あずさ監査法人、Eまちグループ株式会社、株式会社オープンドア、株式会社銀座もとじ、マツダ株式会社
特別協力:株式会社三越伊勢丹ホールディングス
※三越伊勢丹グループは、サステナビリティ活動の一環として日本伝統工芸展を開催し、芸術振興に取り組んでいます。

本展は、日本橋三越本店を皮切りに全国各地に巡回します

名古屋 9月29日(水)~10月4日(月)名古屋栄三越
仙台 1月20日(木)~1月25日(火)仙台三越
福岡 2月2日(水)~ 2月7日(月)福岡三越
日本工芸会ホームページ https://www.nihonkogeikai.or.jp/

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