川連漆器の魅力伝えたい 職人4人、アトリオンで作品展

おわんや箸、皿など約400点が並ぶ会場

秋田県湯沢市の伝統工芸品・川連漆器の職人4人による作品展「漆人(うるしびと)四人展」が28日、秋田市中通のアトリオンで始まった。おわんや箸、皿など約400点を展示、販売している。来月1日まで。

4人はいずれも湯沢市川連町の大関功さん(50)、加藤尚人さん(36)、佐藤昭仁さん(48)、攝津広紀さん(52)。漆器の魅力に触れてもらおうと毎年開催し、今回が19回目。

盆や樺(かば)細工の茶筒、ペンダントといったアクセサリーなど、漆塗り特有の美しい光沢を持つ多様な作品が並ぶ。銀の蒔絵(まきえ)を施し金属器のような質感を表現した酒器や、底面をカラフルに彩ったガラスコップなど独自色を出した品も目を引く。

会場では、漆器の修理や陶磁器の金継ぎなどの相談にも無料で応じている。攝津さんは「使うほどに味の出る漆器の魅力を伝えたい。会場には職人がいるので、扱い方など気軽に尋ねてほしい」と話している。

午前10時~午後5時(最終日は午後3時)。

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