紙の芸術、多彩に 金沢ペーパーショウ開幕

作品に見入る来場者=14日午前10時5分、金沢市の県産業展示館1号館

第48回金沢ペーパーショウ(北國新聞社など主催)は14日、金沢市の石川県産業展示館1号館で始まった。色とりどりの紙を使った和傘やネクタイなどの作品が並び、来場者に伝統工芸の魅力を伝えた。

県内外の12の企業・団体がブースを設けた。金沢和傘の展示では、繊細な花びらの模様が施された作品が並び、来場者の関心を集めた。16日の「父の日」に合わせ、二俣和紙を使って浮世絵をテーマにデザインしたネクタイも紹介された。和紙を素材にした洋服なども展示された。

体験コーナーでは和紙の手すきが行われたほか、県紙器工業組合は創立50周年記念事業として、園児と高齢者を対象とした貼箱(はりばこ)作り教室を開いた。ショウは16日までの午前9時半~午後5時に開催し、入場は無料となる。15日午前11時からは金沢高生徒による書道パフォーマンスが行われる。

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