博多人形の作品展が鹿島市浜町の肥前浜宿で開かれている。和装の美人や歌舞伎役者、愛らしい童など伝統工芸士の二代西頭哲三郎さん(70)=福岡市=が手掛けた約100点の作品が並ぶ。18日まで。
芸術性の高い博多人形の魅力を伝え広めるため、西頭さんは伝統的な文化の息づく町で個展を開いている。肥前浜宿での開催は3年ぶり5回目を迎えた。
人形は、しなやかな線で再現され、天然に限った顔料であでやかに彩られている。今回、改元を記念して天皇家に献上した作品と同じ人形も展示した。
妻栄子さん(62)が作品を紹介し「鹿島は博多人形が似合う歴史と文化の町。和の伝統を感じてもらえる個展となれば」と話す。
会場は酒蔵通りの光武酒造場別宅。入場無料。人形は販売も行う。
開館は午前10時から午後4時まで。