石川)日本伝統工芸展の金沢展が始まる 342点が並ぶ

会場には技を尽くした作品が並ぶ=2019年10月25日、金沢市出羽町の石川県立美術館

美術工芸の技が集う全国最大の公募展「第66回日本伝統工芸展」の金沢展(日本工芸会、朝日新聞社など主催)が25日、金沢市出羽町の石川県立美術館で始まった。全入選作576点のうち北陸在住作家や重要無形文化財保持者(人間国宝)を中心に342点が並ぶ。11月4日まで。

県内からの入選者68人は全国最多。開会式で日本工芸会常任理事で小松市の陶芸家、中田一於(かずお)さんは「工芸技術を駆使した創作性の高い作品が多く展示される。ぜひ大勢のみなさんに来場いただきたい」とあいさつした。

会場にはさっそく、多くの人が訪れた。友禅作家の二塚長生さんのファンだという富山県の女性は「作品が毎年、進化するのを見るのが楽しみです」。

会場では期間中、午前11時と午後1時半から出品者らが展示作品の解説をする(27日は午前のみ)。27日午後1時半からは、県立美術館ホールで「色絵磁器」の人間国宝、今泉今右衛門さんが講演する。問い合わせは県立美術館(076・231・7580)。

元記事はこちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次