全国の伝統工芸品が一堂に会する第36回伝統的工芸品月間国民会議全国大会(KOUGEI EXPO IN IWATE、県伝統的工芸品月間推進協議会など主催)の出展イベントは3日、滝沢市砂込のアピオで開幕し、延べ約3万人の来場者でにぎわった。5日まで、県内外延べ160以上の事業者が歴史と文化に裏打ちされた工芸品の魅力を届ける。
開会式には関係者ら約80人が参加し、同協議会長の達増知事が「工芸品に込めた職人の思いや技が客を感動させるだろう」とあいさつ。開場を待ちかねた約150人が一斉に入場した。
メイン会場では県内外の伝統工芸品や若手職人の作品の展示販売などを行い、来場者は工芸品に顔を寄せたり、職人の説明に耳を傾けたりして、工芸の魅力にどっぷり浸った。
県内60店舗が出店する食のイベントも同時開催。5日は午後1時~同4時に東北6県の若手職人が工芸の未来について語り合う。同大会は午前10時~午後5時(5日は同4時まで)。