モダン生活工芸品、都内で単独販売 静岡県中部の若手職人ら

日常生活に取り入れやすいモダンなデザインの伝統工芸品が並ぶ店内=12月下旬、東京・日本橋の「日本市 日本橋高島屋S.C.店」

静岡県中部の若手伝統工芸職人グループ「するがクリエイティブ」は展示販売会「旅する日本市 駿河」(静岡産業振興協会共催)を1月7日まで、全国の工芸を取り扱う東京・日本橋の土産店「日本市 日本橋高島屋S.C.店」で開いている。同団体が都内で単独の展示販売を行うのは初。既存の敷居が高いイメージとは異なる生活工芸品を販売し、メンバーは「チャレンジした作品が都内でどう受け入れられるか挑戦したい」と意気込む。

月替わりで地域に特化した展示を展開する同店に、するがクリエイティブが企画を持ち込んで実現した。同店を運営する「中川政七商店」のバイヤーが、日常生活で使いやすい商品を選定し、同店スタッフが販売している。

イ草で作った正月飾りや茶染め、漆芸、ひき物、染色など、20~50代の職人18人が作ったモダンなデザインの商品が並ぶ。

同団体のメンバーで漆芸の藤中知幸さん(43)=静岡市駿河区=は「観光客、外国人など多様な客層に見ていただける店舗。作品自体の良しあしをシビアな目で判断していただく機会になれば」と話した。

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