まちの観光会館「結びん」(高砂市高砂町)が伝統工芸を肌で感じてもらいたいと「高砂だから体験できるワークショップ」を6月20日から開催している。主催は一般社団法人高砂市観光交流ビューロー。
高砂市在住の陶芸家、宝殿焼「柿の木窯」の長谷川弘樹さんを講師に招き、宝殿焼の陶芸体験教室が行われている。長谷川さんは「陶芸は『敷居が高い』『難しそう』『どこでしているの』などの声を聞く、体験教室では初心者の方が作りたい物、好きな物を作れるように教えたい。陶芸の楽しさを身近に感じてもらえれば」と話す。
体験教室では初心者でも失敗の少ない手動ろくろを使い、手びねりで粘土を成形して茶わんやコップなどを作ることができる。完成した作品は乾燥から上薬掛け、焼き上げなど約1カ月の工程を経て手渡される。
陶芸体験をした同施設スタッフの中西志保さんは「大人になって土や粘土に触れる機会が無かったが、粘土の感触がとても気持ち良かった。子どもの頃にしたどろんこ遊びをしている感覚でとても楽しかった」と笑顔を見せた。
長谷川さんは「自分で作った陶器は世界に一つしかない物になるので愛着が湧く。少しでも興味があればぜひ体験して楽しんでもらいたい」と参加を呼び掛ける。
開催日は木曜・土曜・日曜。その他の曜日は問い合わせ。体験時間は2時間(10時~、14時~)、体験料金は3,000円(体験料、材料費(粘土1キロ)、焼成代込み)。参加申し込みはホームページまたは申込書をファクスまたは郵送で送付。