沖縄唯一の竹細工職人が竹人形68体 大太鼓を“舞台”にエイサー躍動 コザ工芸館ふんどぅで展示

竹細工で作ったエイサーを踊る人形。衣装は「知花花織」を使用している=沖縄市中央のコザ工芸館ふんどぅ

エイサーのまち沖縄市中央の「コザ工芸館ふんどぅ」で、竹細工職人の津嘉山寛喜さん(70)が制作した大型エイサー竹細工オブジェが展示された。

沖縄唯一の竹細工職人で県認定工芸士の津嘉山さんが制作した大太鼓を“舞台”に仕上げた作品は高さ110センチ、直径70センチで、竹はチンブクダキ(ホテイチク)を使用し50日かけて仕上げた大作。

竹の節目を活用して大太鼓や締太鼓、手踊り、三線地謡の竹人形68体の衣装には国指定伝統的工芸品「知花花織」を使用したこだわりの作品。

同作品は販売はせずリースで貸し出す予定で、単体のエイサー竹人形は2500円で販売している。他にも津嘉山さんが制作した、コザミュージックタウン前でエイサー道ジュネーを行うCGアニメDVDも千円で販売している。

津嘉山さんは「沖縄といえばエイサーだが今年はコロナの影響で見ることができない。一体一体動きが異なる竹細工作品を見てエイサーを楽しんでほしい」と呼び掛けた。

同店では竹細工でバッタを作るワークショップ(300円)も開いている。月曜定休で営業時間は午前11時から午後7時。問い合わせはコザ工芸館ふんどぅ(電話)098(934)2213。

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