第36回日本伝統漆芸展 熊本県

 

開催趣旨

 漆芸は、東アジアや東南アジアで発達した工芸です。

 堅牢で剥げにくく、防水、防腐性に優れた漆は、木工品の耐久性を高め、装飾の役割も持つ塗料として古く縄文時代から使われており、私たちの生活に深い関わりを持ってきました。

 漆は塗り肌が美しくそれだけでも深い味わいがありますが、漆芸には漆の特質を生かした様々な装飾技法があります。例えば、漆と金銀粉を組み合わせて文様を描き出す蒔絵、金属板や貝殻を貼り込む平文や螺鈿、塗り肌を彫り込んだ部分に金箔をいれる沈金などです。

 こうした卓越した技術で表現される装飾は、日本の文化が育んできた美しさを備えており、多くの魅力ある漆芸作品を生み出しています。

 現在でも、茶道具や椀・盆・箱など多くの漆芸品が、私たちの日常生活やハレの場で用いられています。

 「第36回日本伝統漆芸展」では、全国から公募・審査され、日本最高峰の技術・技法を駆使した漆芸作品を御紹介いたします。漆芸品の美しさと卓越した技術、そして漆文化の奥深さを御鑑賞いただきたいと思います。

開会式
4月23日(火)午前9時30分~

作品解説
4月23日(火)開会式終了後
室瀬 和美 氏
重要無形文化財(蒔絵まきえ)保持者

講演会
「うるし よもやま話」
講師:山下 義人 氏 重要無形文化財(蒟醤きんま)保持者

香川県の漆芸を中心に、漆芸についてお話しいただきます。
日時:5月18日(土)午後1時30分~
会場:熊本県伝統工芸館 地下会議室
定員:50名 聴講無料(要申込)
お申込み・お問い合わせ
熊本県伝統工芸館(096-324-4930)

講演会終了後、作品展会場にて作品解説を行います。(要入場料)

会期
平成31年4月23日(火)~6月2日(日)
(4月23日は午前9時30分より開会式、テープカットの後オープン)

主催
一般財団法人熊本県伝統工芸館
公益社団法人日本工芸会

後援
文化庁 熊本県 朝日新聞社
公益財団法人岡田茂吉美術文化財団
NHK熊本放送局 熊本放送 テレビ熊本
くまもと県民テレビ 熊本朝日放送
エフエム熊本 FM791

会場
熊本県伝統工芸館 2階企画・常設展示室

休館日
月曜日(祝日または休日の場合、翌日が休館日になります)

開館時間
午前9時~午後5時

入 場 料
一般210円(140円) 大学生130円(100円)
高校生以下無料()内は20名以上の団体料金
身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を提示で本人無料(介護のため同伴された方1名についても無料となる場合があります)

展示内容
工芸館収蔵木工品・人吉家具、指物、挽物、曲物、川尻桶、樽、欄間、椅子など

チラシ 第36回 日本伝統漆芸展(.pdf)

第36回日本伝統漆芸展(2019.4/23-6/2)

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