伝統工芸に嘆息 札幌三越で展示会始まる

陶芸や染め織物などの伝統工芸品が並ぶ会場

 陶器や染め物などの伝統工芸品が並ぶ「第59回東日本伝統工芸展」(日本工芸会、北海道新聞社など主催)が21日、札幌市中央区の札幌三越本館で始まった。道内開催は9年ぶり。

 日本工芸会東日本支部所属の作家らが、陶芸、染織、漆芸など7部門に計412点を応募。その中から、入賞、入選した約300点を展示している。26日までの午前10時~午後7時(最終日は午後6時)。

 「人間国宝」約20人も出品。深い藍色が美しい着物や複雑な文様が入った陶器など、細部まで技巧が凝らされた作品が並び、来場者はその美しさと技術の高さに嘆息しながら眺めていた。

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