秋田県由利本荘市の伝統工芸品「本荘ごてんまり」の展示会が、秋田市中通のあきた文化交流発信センター(フォンテAKITA6階)で開かれている。県内の愛好家約30人が手作りした多彩な61点が並ぶ。由利本荘市観光協会の主催で26日まで。
本荘ごてんまりは、まりの下と左右の3カ所に垂れ下がる房が特徴。1950~60年代、農閑期に女性の内職として盛んに作られるようになった。
大きさは直径約10~30センチ。赤、青の絹糸などを使い、幾何学模様や花火、キクを精巧に刺しゅうした作品が並ぶ。サッカーボールを模したユニークなものもある。
来場した潟上市天王の渡部典子さん(34)は「一つ一つ丁寧に作られている。色の組み合わせがとてもきれい」と話した。
午後1~7時(土、日曜は午前10時から)。入場無料。