まちづくり越谷、越谷市観光協会が11月から、伝統的工芸品などのものづくりを中心とした体験交流型イベント「越谷『技』博」を開催する。
市内の会場や店舗で、伝統工芸品の職人や店舗経営者、一般市民らがそれぞれの手仕事・特技・趣味を生かした講座を開く同イベント。期間中、約80~100講座を予定し、11月7日~12月13日の金曜・土曜・日曜を中心に開講する。
「まちづくり越谷」社長の井橋潤さんは「越谷はものづくりのまち。人形、甲冑(かっちゅう)、だるまなど伝統的工芸品を扱う事業所が数多くある。近年市内では、市民によるマルシェやワークショップが増加している。起業セミナーや副業セミナーも市内で複数開催されており、ワークショップで起業を目指す人も多い」と話す。
「全国で『オンパク』と呼ばれる、地域資源や人材を生かし地域の見直しや観光、まちの活性化に役立てる手法が広がっている。まちに来る人や越谷が好きになる住民が増え、手に職がある人それぞれのステップアップを後押しができたらと思い、オンパクの越谷版を作ろうと思った。この事業で越谷が、より人が観光資源になる町とになれば。併せてこのコロナ禍で事業が大変になったところも多いことから、講座を通して商売のよいきっかけや、技を伝授したり事業を広めたりするきっかけになれば」と力を込める。
現在同イベントで講座を開きたい人を募集している。「市内のひな人形や藍染めなどの伝統工芸職人も講座を開く予定だが、一般参加者を広く募集している。講座は、伝統的産業、店主が店で開くまちゼミ、市民ワークショップ、ツアー体験の4種に分けられると思う。参加ご希望の方は、お気軽に問い合わせいただければ」と井橋さん。
7月15日は越谷商工会議所で、19日・26日は越谷市中央市民会館で、講座開講希望者向けのエントリー説明と講座成功のこつなどがが学べる、「第1回 エンカレッジセミナー」を開く。