日本伝統工芸の秀作をファン堪能 中国支部展岡山会場は27日限り

中国地方の作家たちが手掛けた優品を楽しむ工芸ファンら

岡山市北区表町、天満屋岡山店6階葦川(いせん)会館で開催中の「第62回日本伝統工芸中国支部展」(日本工芸会、同会中国支部、山陽新聞社主催)の岡山会場は27日限り。25日も多くのファンらが訪れ、岡山、広島、鳥取、島根4県のトップ作家が伝来の技を現代に生かした秀作を堪能していた。

重要無形文化財保持者(人間国宝)らベテランから気鋭の若手までの陶芸、漆芸、染織など139点を展覧。力強い面取りがシャープな印象の内田和秀さん(松江市)の「縹繧(ひょううん)幾何文壷(つぼ)」、紅白のハナミズキをあしらった小松原賢次さん(倉敷市)の「平文(ひょうもん)卵殻蒔絵(まきえ)箱『街路』」など入賞作や、同会四国支部が特別出品した漆芸作品が入場者の目を引いている。

備前市、会社員女性(57)は「繊細な手仕事が光る作品ばかりですてき。作家の感性にほれぼれしますね」と話していた。

入場無料。26、27日も午前11時、午後2時から列品解説がある。

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