八戸で「魅惑の大琥珀展」 久慈琥珀を展示販売、新発見の化石レプリカも

「魅惑の大琥珀展」

久慈琥珀(こはく)博物館(岩手県久慈市)の所蔵品展示や琥珀ジュエリーを販売する「魅惑の大琥珀展」が5月29日から、八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で開かれている。

久慈市原産の琥珀ジュエリーや伝統工芸品や化石のレプリカなどが一堂に会する同展。これまで毎年11月に八戸駅に隣接する「ユートリー」(一番町)で開かれていたが、「はっち」で開催するのは今回が初めてとなる。

久慈琥珀はバルト、ドミニカと並ぶ世界三大産地といわれ、その中でも最古の8500万年前の恐竜時代・白亜紀層の自社鉱脈から採掘し、加工・販売まで一貫して提供する。会場には500円の琥珀せっけんや1,000円の根付ストラップなどの安価なものから、500万円の高額商品まで並ぶ。伝統工芸士の井伏圭介さんが制作した琥珀製宝石箱ほか、博物館収蔵品12点も展示する。

会場には「首長龍」の歯の化石(レプリカ)も展示する。4月に9千万年前の地層から発見されたティラノザウルスの歯の化石は琥珀博物館で展示中。

久慈琥珀の浜渡光男さんは「今回は伝統工芸品、学術的に貴重な化石のレプリカを展示する。他にも新作ジュエリーを800点。八戸からは車で1時間程の琥珀博物館まで来ていただくともっと多くの展示品や発掘体験もできるので、そちらにもぜひ足を運んでほしい」と話す。

開催時間は10時~18時(6月2日は16時まで)。入場無料。6月2日まで。

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