実演販売会「日本の職人展」が3日、富山大和で始まり、全国各地から集まった職人の卓越した技と感性が光る逸品が並んでいる。9日まで。
モダンなデザインで染め上げた「藍染絞り」(群馬)や北前船と共に貴重品を守った「船箪笥(たんす)」(福井)、丈夫な生地をこだわって染めた「尾道帆布」(広島)など45社が出店。各ブースで繊細な技を披露する実演が行われ、風水の縁起の良い絵柄で文字を描く「風水花文字」(東京)、素早く調理できる軽量アルミ製の「無水鍋」(広島)、タケノコの皮を原料とした「手すき和紙絵」(秋田)などが注目を集めていた。
県内からはガラス造形作家の神田祐樹さん(滑川市)が出店し、ガラスの器を販売している。