京都で外国人に人気の伝統工芸などを味わう体験型アクティビティ

「古都」と呼ばれる京都府は、「日本文化発祥の地」とも言われており、その1,200年の歴史とともに培ってきた様々な魅力が存在します。

今回は、外国人にも人気の日本の伝統工芸の体験型アクティビティを紹介します。

目次

宇治茶の文化とともに育った茶陶器 400年の歴史を持つ「朝日焼」で“陶芸体験”

宇治茶の文化発展とともに浸透したといわれる「朝日焼」は、宇治川をへだてて平等院をのぞむ景勝の地で、今からおよそ400年前に開窯しました。
現在ではモダンなデザインの商品も作られていますが、昔から茶器として愛用されていた「朝日焼」の宝瓶は元来持ち手がなく、ぬるめのお湯で淹れて味わう宇治茶の文化が垣間見えます。

宇治川のそばに位置する「朝日焼 窯元」では、ギャラリーで朝日焼の作品を購入できる他、工房内の朝日焼作陶館で陶芸体験も行っています。粘土の表面をならすところから形を整えるところまで実際に自分の手で作成することができ、400年の歴史がある窯で作成するオリジナル陶器は、深い歴史を感じること間違いなしです。

住所:京都府宇治市宇治山田11番地
営業時間:10時〜17時(陶芸体験は10時半〜/14時〜)
定休日:月曜日(祝日の場合は予約にて営業)
体験料金:下記HPを参照 TEL:0774-23-2517
HP:http://asahiyaki.com/sakuto/

高級織物「丹後ちりめん」の産地を着物で観光 「ちりめん街道」で“本格着物体験”

京都府北部エリア、丹後地方に位置する与謝野町は明治から昭和初期にかけて、高級着物の代名詞である「丹後ちりめん」で栄えた地域です。街道のシンボルである丹後ちりめんで財を成した豪商「旧尾藤家住宅」をはじめ、多くが江戸~昭和初期の建築である町には、今でも「丹後ちりめん」を織る家や問屋が「ちりめん街道」として大切に残されています。

「ちりめん街道」では、ただその歴史を学ぶだけではなく、「丹後ちりめん」の着物を身に纏って観光することができます。

日本らしさを感じる着物を纏ったまま、昼食を楽しむことができ、「丹後ちりめん歴史館」で織機が動いている様子の見学や、卓上手織り機によるオリジナルコースター作り体験、着物の帯締めを作る組みひもでミサンガ作り体験、丹後一の宮「籠神社」への参拝など、様々なスポットを楽しめます。

住所:京都府与謝野町字滝98道の駅シルクのまちかや内
営業時間:9時~17時
定休日:年末年始のみ休館
体験料金:下記HPを参照
TEL: 0772-43-0155(与謝野町観光協会)
HP:https://yosano-kankou.net/kimono/

800年もの伝統をもつ、全て手作業で生まれる黒谷和紙「黒谷和紙工芸の里」で触れる“伝統工芸体験”

およそ800年の伝統を持つ「黒谷和紙」は、無形文化財にも登録される、京都を誇る伝統工芸品です。1枚1枚全てが職人の手仕事でつくられる希少な製品です。その丈夫で長持ちする特長から、長期の保存にも耐えられると、文化財の修復などにも使われています。

2005年に開館した「黒谷和紙工芸の里」では、廃校となった小学校の跡地を利用した施設で、和紙づくりの工程・作品の展示や、職人の紙漉き技術の見学ができます。

また、実際に和紙を形成する「紙すき」も体験することができ、色付けをしてデコレーションすることで自分だけのオリジナル和紙作りが楽しめます。「黒谷和紙」を通し、手作業で作り上げる日本人らしい繊細さを体感できます。

住所:京都府綾部市十倉名畑町欠戸31
体験料金:下記HPを参照
TEL:0773-45-1056
HP:https://kurotaniwashi.kyoto/

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