伝統工芸の技術を受け継ぐ静岡県中部の若手職人グループ「するがクリエイティブ」の18人による作品展が27日、JR静岡駅構内の「駿府楽市」で始まった。新型コロナウイルスの影響で増えた“おうち時間”を踏まえ、部屋の雰囲気を明るくするような日用品など約500点を紹介する。9月8日まで。
ひな人形の着物に使う柄の入った鮮やかな生地で作られたブックカバーや、ネコの肉球を模した木製のマッサージ器など、職人のこだわりが詰まったかわいらしい作品が並ぶ。漆塗りのうちわを出品した藤中知幸さん=駿河区=は「修理も受け付けるので、長く使って経年変化を楽しんでほしい」と話した。