匠の技から生まれる 日本の美 岐阜県の伝統工芸品展

岐阜県は、特別展「岐阜県の伝統工芸品展」を2021年1月8日(金)から21日(木)まで「伝統工芸青山スクエア」(東京都港区赤坂)で開催します。

豊かな自然に恵まれた岐阜県は、古くから独自の工芸文化が生まれ、発展してきました。卓越した匠の技は、時代を超えて今なお受け継がれています。

本展では、岐阜県の伝統工芸品「飛騨春慶」「一位一刀彫」「美濃焼」「美濃和紙」「岐阜提灯」「岐阜和傘」の6種類が一堂に集結。美濃手すき和紙職人が漉いた紙で作られた美濃和紙ウェディングドレスも特別に展示し、匠の技を間近で見て、触れて、感じ、ご購入いただける特別な14日間となります。岐阜県の伝統工芸品が生み出す日本の美をご堪能ください。

目次

岐阜県の伝統工芸品展 開催概要

名称:岐阜県の伝統工芸品展
開催日時: 2021年1月8日(金)〜 1月21日(木)11:00〜18:00(初日12:00〜)
※通常より時間短縮を行って営業しております。
会場:伝統工芸 青山スクエア 特別展スペース(住所/東京都港区赤坂8-1-22)
アクセス: 東京メトロ、都営地下鉄「青山一丁目」駅
4番北出口より徒歩3分
※駐車場のご用意はございません。
主催:岐阜県

伝統工芸品展 出品概要

飛騨春慶(ひだしゅんけい)

木目の美しさをそのまま活かした、飛騨高山で生まれた漆器 。透漆の艶やかな色合い、漆を通して 見える木目の美しさ、400 年ほど前から伝わる優雅で繊細な飛騨春慶は木地師と漆師の技の融合から生まれた共同作品です。時とともに次第に漆が透け、美しい木目が浮き出てきます。

美濃和紙(みのわし)

美濃の豊かな自然が育んだ1300年以上の歴史を有する日本最古の紙。縦揺りに横揺りを加える伝統の技法で、縦横均等な強度があり、繊維が重なって作り出される繊細な美しさが特徴。現在でも手すき和紙職人たちが伝統を守りつつ、多様な和紙作りをしています。

一位一刀彫(いちいいっとうぼり)

樹齢300年から500年を経た貴重なイチイの木を利用し、大小さまざまなノミを駆使して彫り上げた木工品。加飾、着色をせず、彫刻の技のみで鋭く彫り上げて作品を表現していきます。木目が美しく、時を経るにしたがって艶のある茶褐色に変化していくのが特徴です。

岐阜提灯(ぎふちょうちん)

400年ほどの歴史を有し、近郊で入手できる美濃和紙や竹を材料として発展してきました。季節の草花や風景等を描いた優美な火袋(明かりが灯る部分)が特徴で、完成度の高さと美しさをあわせ持っています。盆提灯として飾られるほか、インテリア照明として用いられることもあります。

美濃焼(みのやき)

東美濃地域で生産される陶磁器で、黄瀬戸、瀬戸黒、志野、織部などの代表的な焼き物があり、15種類が伝統的工芸品として指定されています。当地域は日本一の陶磁器生産量を誇り、現代の食卓にもフィットした製品が作られています。

岐阜和傘(ぎふわがさ)

岐阜は全国の和傘生産量の6割以上のシェアを占める一大産地で、約400年の歴史を有しています。細身で繊細な構造が特徴の蛇の目傘や透け模様や優美なデザインが特徴の日傘などが職人の手で一つ一つ生み出されています。近年では現代的な感性を取り入れた粋なデザインも人気を集めています。

<特別展示>美濃和紙ウェディングドレス
手すき和紙職人の鈴木豊美さんが漉いた紙で作られ、 鈴木さんのお子さんが結婚式で実際に着用された美濃和紙ウェディングドレスを特別に展示します。柔らかみのある繊細な風合いと、強靭で耐久性のある美濃和紙の新たな魅力をお楽しみください。

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